「はるたま」は年明け早々から出荷が始まり、
他の産地に先駆けてまとまった数量が出荷されることから、
出荷時期が日本一“早い”新たまねぎといわれています。

では なぜ日本一早く出荷できるのでしょう?

その1
「新たまねぎ はるたま」は、自家採種

「はるたま」は、市販のたまねぎ種子ではなく、
産地・農家が自分で種を採る「自家採種」によってできた種子を用いて栽培しています。
そして、その自家採種によって、生育の早い種、
品質の良い種を長年に渡り選抜してきた結果、1月からの出荷が可能になりました。

その2
恵まれた気象条件~静岡県の海岸近くの砂地で栽培~

「はるたま」は、主に浜松市、湖西市、御前崎市の海岸近くで栽培されています。
全国でもトップクラスの日照量を誇り、豊富な日光と、温暖な気候と、水はけの良い砂地という、
玉葱の生育にとって良い土地柄が、おいしい「はるたま」ができる秘訣です。

「新たまねぎ はるたま」は、収穫作業は、大型機械を使わず全て手作業です。

では なぜ手作業なのでしょう?

収穫作業は、普通の玉葱は畑で葉が倒れてから収穫しますが、「はるたま」は葉が倒れていない未熟な状態から収穫がスタートします。そのため、水分が多くみずみずしく、機械で収穫しようとするとすぐキズになってしまうため、収穫は全て丁寧に手作業で行っています。

 玉葱に含まれる「硫化アリル」という成分は、新陳代謝を活発にして、ビタミンB1の吸収を高める働きがありますが、水に溶けやすく熱に弱いという特徴があります。「はるたま」は辛みが少なく、生で食べることが簡単に出来るため、その栄養素を逃さずに摂取することができます。

※サラダオニオンとは?

●「はるたま」と同様に、静岡県より出荷される新たまねぎです。
●黄たまねぎである「はるたま」とは品種が異なり、白色の肌をしています。
●主に浜松市南部の海岸に面した砂地で栽培されています。
●「はるたま」よりもさらに辛みが少なく、みずみずしいのが特徴です。サラダにするとその個性がより際立ちます。

※「はるたま」は、やわらかさが「サラダオニオン」と「普通玉葱」の中間であるため、サラダにも加熱料理にも適しており汎用性が高いです。